こんにちは、コルシスの桐田です。
この記事は、Movable Type Advent Calendar 2023、11日目の記事です。
今回は先月のMTDDCにまつわる記事を書きたいと思います!(1日間違えていました。すいません涙)
MTDDC 2023に参加をしてきました
2023年11月11日(土)にMTDDC Meetup TOKYO 2023に参加してきました。
コロナ禍を経て4年ぶりにリアル開催ということでひさびさにお会いする人や初めてのお会いする方も多く、非常に刺激を受けたイベントでした。オンラインも悪くはなかったのですが、やはりリアル開催の方が様々な出会いが良いですね。(運営の方々本当にお疲れ様でした!)
Speaker Deck:Movable Typeでの最近の開発トレンドやMT8の取り組み
コルシスとしてもプラチナスポンサーということで参加させて頂き、自分も「Movable Typeでの 最近の開発トレンドや MT8の取り組み」ということで登壇させて頂きました。
コルシスも今年10年目になりまして、Movable Type 7がリリースされて5年間で様々な企業のCMS導入を行っていくなかで変わっていった構築のトレンドをテーマにしました。
詳しい内容はSpeakerDeckに記載がありますが、作成しながら思った自分の所管などをこのブログでつらつら述べていきたいと思います。
(時間がなかったので、雑多な文章になっているのであとで直します・・・汗)
コモディティ化するCMS
Movable Typeが本格的にCMSをして利用されるようになってから約20年程度ですが、いわゆるページ管理・テンプレート管理・ユーザー管理のようなベーシックな機能はどのCMSでも標準的に搭載されている状態になっていて、あまり機能差異がなくなっている印象をうけています。
エンタープライズ向けは、厳密な権限管理・承認機能、多言語機能などのCMS機能にまつわるものもありますが、、、パーソナライズ機能やマーケティングオートメーションなどの機能面の違いを押し出すことが増えています。
(CMSは”CXM”という打ち出し方が多い印象)
これはCOLSISだけなのかもしれませんが、ここ4年~5年は機能一覧を並べて比較するケースが減っていてソフトウェアの特性や非機能面のメリット等を押し出すケースが増えたのは最近感じるトレンドだったりします。
SaaS型CMSとソフトウェア型に二極化する流れに
また同様にこれからも加速しそうなのはSaaS型への移行です。
やはり年々インフラ面を管理するハードルが上がっていっている中で、SaaS型のインフラのメンテナンスフリーは大きいです。
今後5年~10年で大半のCMSがSaaS型に置き換わっていくのではないかと思います。
SaaS型ならではの機能アップデートの早さも魅力の一つです。
microCMS等のSaaS型のヘッドレスCMSやノーコード系CMSのSTUDIOの機能アップデートも目を見張るものがあります。
(STUDIOのFigma to Studioもすごい良い機能ですよね)
負けじとMovableType.netも機能アップデートが早くなってきていますし、Movable Type.netで搭載された機能をソフトウェア版に展開する流れが今後はもっと増えるのではないかと考えています。
僕らの中でのMovable Type ソフトウェア版の位置づけ
ソフトウェア型提供形態についてはなくなるというとそんなことはなくて
- システム連携が伴われるCMS開発
- イントラ内での利用を想定したCMS開発
- セキュリティの配慮が通常よりも求められるCMS開発
みたいなプロジェクトは引き続きソフトウェアが使われるのかなと思っており、コルシスとしてもその領域に力を入れたいと思っています。
Movable Typeの機能面の強みは静的出力の安定性にあると思っているので、今回登壇でも紹介したサーバーレス的な機能拡張は今後増えていくと思っています。
また国内におけるMovable Typeの非機能面での強みも大きいと思っていて、ある程度の大きな企業・官公庁では何かしら導入されていて実績があるため、このメリットはCOLSISにとってはとても大きかったりします。
コルシスとしてのMovable Typeの取り組み
とはいえまだまだエンタープライズ向けの機能がMovable Type単体では備わっていないのが現実ではあるので、僕らも含めてパートナー企業がその辺りをサポートしていきたいと考えています。
来年は自分たちが作っているSmartSync PackやMT Translator等はMT8対応も含めて力を入れてやっていく所存です!(微力ながら)
Movable Type 初心者講座
https://3rdfocus.jp/docs/movabletype/
また今年はMovable Type初心者講座もリリースしましたが、初めてMovable Typeを触る人にとって少しでも障壁が下がるといいなと思っております。
そんなコルシスではありますが、全然人手が足りない状況です。
ディレクター、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア全方位で採用募集中です。
是非興味がある方はお気軽にご応募いただけますと幸いです!