生活協同組合コープさっぽろ サービスサイトリニューアル・CMS導入
北海道の生活協同組合の一つとして事業活動を行う生活協同組合コープさっぽろのウェブサイトをリニューアルいたしました。
コンテンツ資産を生かしつつ、柔軟に更新が続けられるウェブサイトを構築するために、今回はサービスサイト・コーポレートサイトを横断してサイトマップの大幅な見直しを実施。また、アクセス解析やお客様への聞き取り、競合調査を行い、事業の特性やターゲットユーザー層を正確に把握したうえで、あるべきUI・UX像の提案も行いました。
CMSは新たに『Movable Type SmartSync Pack』を導入。運用の実態に寄り添い、より安全で、よりコンテンツの更新がしやすいシステムを構築しました。
- URL
-
https://www.sapporo.coop/
- Client
- 生活協同組合コープさっぽろ
- Scope
- プロジェクトマネジメント / UI/UX設計 / デザイン / フロントエンド開発 / CMS開発 / インフラ構築
- Date
- 2024/05
ユーザーや事業の実態を多角的に調査し、あるべきサイト構成像を探る
もとよりコープさっぽろは北海道で大きなシェアを持ち、8割以上の世帯が利用しています。サービスも多岐に渡ることから、制作チーム・お客様間での認識を揃えるため、実態の聞き取りを繰り返し行いました。調査をもとにユーザーペルソナを策定し、お客様と調整を繰り返し行いながらプロジェクトの指針も作成。対象は一般的な家族構成から、デジタル・ディバイド状態にある高齢者、ハンディキャップのある方まで、広い視野をもって検討し、取りこぼしが少なく、やさしいウェブサイトになることを目標としました。
他にもアクセス解析や、競合他社や各生協のサイトの調査を通じて、生活協同組合のウェブサイトとしての相応しい形を模索しました。
ヒアリングを行いながら、ユーザーペルソナを策定
多くの運用者が手軽に更新できる仕組み
大小さまざまな事業が展開されるコープさっぽろでは、多くのサービス運用者がCMSにアクセスし、コンテンツの更新ができる仕組みが必要です。MovableTypeのロール機能によって各ユーザーごとに適切なアクセス権限を設定し、安全にコンテンツの編集ができる環境を整えています。さらに、MTAppjQueryのマルチフィールド機能によって、コードの記述なしでデザインパーツを組み合わせてレイアウトできる機能を用意することで、投稿者のスキルを問わず、統一したクオリティで記事が出力することができます。
マルチフィールドを更に拡張し直感的な操作ができる管理画面へ
頻出するレイアウトは予め用意し、作業者による表示の差異を少なくする
安全でトラブルの少ない環境を見据えたシステム構成
インフラはAmazon Web Serviceで構築を行いました。S3をWebサーバーとして利用して、CMSを分離して管理することで、よりセキュリティリスクの低い安全な構成となっています。本番と同等の表示で確認ができるプレビュー環境も兼ねているため、公開前確認も安心して行うことができます。