まえがき
最近のAIの流行に乗ってMovabletypeでもChatGPTを使って本文を要約するプラグインを作ってみました。
プラグイン |
ChatGPTSummary
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ダウンロード |
ChatGPT APIのサービスについて
OpenAI社が提供しているこのサービスは色々なサイトで使い方の説明がされていますが、サービス内容が日々更新されているようです。今回は2023/6初旬時点の情報をざっくりとご紹介します。
API KEY
マイページ左にある「API keys」からAPI Keyを発行します。
料金
利用する学習モデルによって金額か変わってきますが、最初の3ヶ月間は$5まで無料できるようです。
今回プラグインで利用しているgpt-3.5-turboと同じく要約で使われるDavinciを料金比較すると以下となります。
Model | Usage |
gpt-3.5-turbo | $0.002 / 1K tokens |
Davinci | $0.0200 / 1K tokens |
利用上限
APIの利用には制限が設けられています。モデルの選定基準として確認しておきます。
RPM | 1分当たりのリクエスト数 |
TPM | 1分当たりのトークン数 |
Tokenについて
トークンは、自然言語処理モデルであるChatGPTにおいてテキストを扱う基本的な単位です。トークンは、単語や句読点、句切れ記号、特殊文字、スペースなどのような文の要素を表します。モデルはテキストをトークン化し、それぞれのトークンに対して処理を行います。
要約対象の文字列のトークンがどれくらいなのか確認したい場合は、以下のサイトざっくりと見積もることができます。
プラグインの使い方
今回作ったプラグインは、記事本文の入力内容を元に要約した文章を生成し、概要フィールドに保存してくれます。
もう一度要約してほしい場合は、要約フィールドから文章を削除して保存します。
要約の文章が更新されました。
こちらのプラグインの利用にはMTのシステムプラグイン設定で以下の設定が必要です。
ApiKey | 実行時に利用するKey |
APIOrg | Token作成時に払い出された組織ID |
TimeoutSeconds | APIのレスポンスを待つ時間(秒) |
PromptText | 要約の条件、出力結果がいまいちの場合は適宜修正。 |
まとめ
実際利用した感触だと要約の条件を含めて700文字程度で5-20秒ほどかかりました。要約された文章もそれなりに読める文章です。ただ、そもそもあまり推敲されていない文章の場合は、ChatGPTも的はずれなレスポンスを返却してきます。人に依頼した時と一緒ですね。
もっと早く出力してほしい場合は、月額20ドルのChatGPT Plusにアカウントをアップグレードすることができます。こちらならアクセスが多い時間帯でも優遇してもらえそうですね。
ライセンス
MIT
ご注意
プラグインはβ版です。動作保証は致しません。十分検証の上ご利用ください。