こんにちは!コルシス広報部です。
今後コルシスで一緒に働く将来の仲間へ、担当させていただき一緒にプロジェクトを進めさせていただいているクライアント様やパートナー企業様へ。コルシスがどんな会社なのか、どんな人がいるのか?!コルシスの“人となり“を知ってもらいたいとの思いでスタートした社員インタビュー(前回記事はこちら)。
第2段に登場するのは、こちらのメンバーです!
- 榎本一樹
2017年4月入社
前職は芸術系学校法人での美術教員からの転職でコルシスへ。ウェブディレクターを経て2021年からUI/UXデザイナーとして活躍中。
自己紹介ブログはこちら
ではでは、早速インタビューの模様をお届けします!
今回の(インタビューの)お品書きはこちら
―インタビューの前に、突然ですが榎本さんってとても絵がお上手ですよね!以前から趣味で描かれてるんですか?
榎本(以下E)
実は前職は大学卒業後に母校である芸術系の学校法人で美術教員をしていたんです。メインが油絵の美術コースがあって油絵やデッサン、銅版画など、幅広く教えていました。
広報(以下K)
ええ!?学校も芸術系出身ということは、そもそもは芸術系に行きたかったんですか?
E:子供のころから絵を描くのは好きだったんですが、それとは別にインターネットやテクノロジーの分野にも強く興味があったんです、新しい技術とか。スマートフォンが出た時にワクワクした体験など、そういうことを仕事にできたらなとずっと思っていました。だけど大学の専攻が美術系だったこともあり、キャリアパスがなかなか描けなかったんです。
―転職を考えたきっかけは何だったのでしょう?そもそもコルシスはバリバリのIT業界ですが、転職の障壁はありましたか?
E:もともとウェブ制作などのお仕事をやってみたいという希望はありました。前職の学校法人で、ウェブサイトの構築を任されたことがきっかけです。ウェブサイトの更新をかけるとき、PCやウェブサイトに関する知識や技術を持っている人がいなかったので、「じゃあ僕が作ります!」と手をあげて丸ごとウェブサイトを作り直したんです(笑)
K:勇気ありますね、いくらインターネットやテクノロジーが好きな分野だったとはいえ、専門家ではないのに何か知識はあったんですか?
E: はい、もともと中学生くらいの時から自分の絵を掲載するためのホームページをいくつも作っていたんです。なので、ウェブ制作がどんなものかのイメージはありました。あとは、それを仕事にするというハードルを自分がどこで越えるかというタイミングと決意だけだったと思います。
経験を活かし、社内のサイト内のイラストも榎本が担当しております!
このイラストが使われているのは、コルシスが運営する3rdFocusサイトになります。よかったら合わせてご覧くださいませ!
―前職でデザインやPRとなる部分を一手に担ったことで、IT業界に転職するきっかけとなる核心をつかみます、その経験とはどんなものだったのでしょうか?
E: ウェブサイト全体を作るということは、サイト全体を上から下まで理解することです。大きな規模のウェブ制作は個人制作では収まらないことだと実感しました。ですので、作り切った時に、実際素人だった僕のポートフォリオとして外部に向けて見せられるものになるなと思いました。このウェブサイトを持って転職活動をしようというきっかけになりましたね。
K:普通、考えられるウェブサイト制作って、企画、デザイン、実装のように担当がいて工程を踏んで行きますが、1人でやったということはかなり力になったんじゃないですか?
E: そうですね、周りの人を巻き込みながら制作を進めたことはもちろん、サイトのあるべき姿を検討して、ターゲットを設定したり、デザインのテイストをエンドユーザーに合わせて作ることは、ウェブサイトを作る上で重要な作業です。焦らず、基本的な部分からしっかり取り組めたということがとても大きな経験となりました。
―転職活動をする上で、 ウェブディレクターという職種を志望した理由は何ですか?
E:美術系出身なのですが、デザイナーやアートディレクターを仕事にしたいという気持ちはあまりありませんでした。芸術で好きだったのは、アートを通じて社会に意見を発したり、複数の視点から物事を考える、というところでした。ウェブディレクターは方針や設計など、ウェブサイトの向かう先を考える仕事だと思うんです。なので、手を動かす仕事よりも、考える仕事であるウェブディレクターを選びました。
K:そういった転職活動の中でコルシスのウェブディレクター職に応募したきっかけは?
E: ウェブ制作会社は「デザイナー主導」と「エンジニア主導」の会社があると思っているんですが、個人的に趣味が多い人間なので、プライベートの時間をちゃんと取りたかった。デザイナー主導の会社の場合、クオリティアップをすることに時間をかけることに躊躇しない人がたくさんいるのかなと思ったのに対して、エンジニア主導だと効率的に理論的に物事を詰めて進めていくのが得意だろうなと思いました。
K: 新しい発想!そういう目線で職種を分析したことなかったです(笑)
E: 自分が絵を描いたりする人間なので、クオリティを追求するといくらでものめり込んで没頭してしまう部分があるので!
K: 数ある会社の中でコルシスを選んだ理由を教えてください。
E: 応募する際にその会社のウェブサイトを見てみると、ちょっとデザインや作りが古いなと感じることがあったのですが、自分が就職する会社は「会社として感覚が鋭く若くあって欲しい」と思っていました。ウェブ業界の技術の進歩や、端末の変化などすごいスピードで変化しています。そこにちゃんとついていける会社じゃないと将来はないんじゃないかと思ったからです。
昨今のコロナ禍での環境変化もそうですが、スピード感持って対応していける会社だと安心できます。あとは、入社前にすでに社員として働いていた方とお話をできる機会があったんですが、その時のメンバーがとても穏やかだったので、いいなと思って入社を決意しました(笑)
当時の様子などは自己紹介ブログでも触れていますのでご覧ください!
―コルシスのウェブディレクターはどんなお仕事ですか?印象に残っているプロジェクトを教えてください。
K: 入社から約4年間ウェブディレクターとしてお仕事をされてきましたが、どんなお仕事内容か教えてください。
E: マネジメントから制作指示、画面設計やCMS設計までほとんど全ての工程の仕事を行ないます。ウェブディレクターとは、いわば総指揮を行う業務です。周りと緻密な調整をし、スケジュールを組み管理し、進捗を確認しつつ全体を進行する。指揮が狂えばいつまでたってもリズムが生まれずうまく進行もできなくなるので、派手ではありませんが、大事なポジションです。今まで担当した中では、入社して2年目に担当した東京都現代美術館のプロジェクトがとても印象に残っていますね。
K: とても使いやすく、華があって美しいウェブサイトですよね!
E: 最終的に出来上がったサイトもとても高い評価をいただいています。ウェブディレクターとしての仕事を一番試された大きいプロジェクトでした。
美術館のサイトって昔からの情報の蓄積がとても多いんです。ただ新規でサイトを立てればいいわけではなく、過去の資産を引き継いだ上でリニュアルしなければいけないので、考えるべきことや知らなければいけない範囲が膨大なんです。引き継ぐべき情報と、破棄する情報、新しく搭載したい機能など、美術館の職員ではない自分が当事者の視点に立って考えなければいけません。
入社2年目で一人前とは言えない中で任せてもらったことがとても大変でした。リニューアルオープンのタイミングだったこともあり、後倒すことは絶対にあり得なかったので、これだけ大きな規模のウェブサイトとなると徹底して管理する必要があります。このプロジェクトをやり切ったことが、大きな自信になりました。
―ウェブディレクターから最近UI/UXデザイナーへ肩書きが変わりました。きっかけは何だったのでしょうか?
E:ウェブディレクターとしてスカイマークのチェックイン機のプロジェクトを担当をしました、空港に画面一つ置いてある機械で発券する機械。あのチェックイン機の操作画面を再設計し、デザインをリニューアルするのが弊社の担当でした。
K:あの機械っていろんな国の方、老若男女問わず本当に広いユーザーに使われるものですか?
E:そうです。チェックイン機って普段あまり飛行機に乗らない自分からすると、この機械がうまく操作できずチェックインできなかったら飛行機乗れないかも・・・?と考えるととっても怖いものなんですよ(笑)
それを全年齢の人、誰にでも使えるようにしなければいけないんです。しかも使う方は健常者だけとも限らないわけで、目や足がよくない人もいます。列に並んでて時間がなくて焦っている精神状態の人もいるわけです。ウェブサイトに比べて使うシチュエーションがかなり幅広いんです。なので考えるべき対象のユーザーがとても多いために、普段よりより注意深く設計を考える必要がありました。
K:ウェブディレクターとして総指揮をするのに加えて、かなり高度な設計が要求されますね。
E: はい。UXなどのより専門的な知見が必要です。“ユーザーエクスペリエンス“ってまさにターゲットとなるユーザーのことを考える事。これをすると使う人が楽しくなる、過ごしやすくなるとか。すなわち人のことを考える仕事なんですよね。 ウェブディレクターからUI/UXデザイナーとして肩書を変えていこうと考える大きなきっかけとなったプロジェクトです。
もともと前職で携わったウェブサイト制作がきっかけでウェブディレクターに転職し経験を積んだ榎本さんですが、そこで使う人のことを考えて設計するUI /UXデザインの必要性に気がつき更なるスキルアップを目指しているとお話してくれました。
―今後、榎本さんの考えるキャリアについて教えてください。
E: コルシスは成長過程で徐々に人数が増えてきています。現在在籍しているディレクターは、同じような動き方をしていますが、今後会社としてより高いクオリティのウェブサイトを作る技術を養っていかなければいけない中で、数多いタスクを専門的に実行できるメンバーを作っていかないと、会社のクオリティレベルの限界が来てしまうのが目に見えています。ウェブディレクターとしての経験をさらに広げ、会社のレベルをアップさせたいという視点からも、僕自身が興味があり今注目されているUI /UXを専門にもっとスキルアップをしたいと考えました。
ウェブサイトの制作は、作るサイトの規模が大きくならない限りはクライアントが変わるだけで同じような仕事を繰り返しているだけという側面があります。そこで自身のキャリアアップも合わせて考えていくと、一旦ウェブディレクターという大まかな立場ではなく、ある分野で専門性を掲げれる人にならいとな、という意識がありました。
日常では様々なウェブサイトを見る機会が多いと思いますが、ユーザー視点に立って考えてみると、「使いやすさ」の設計はもちろん、視覚的な見やすさ、個性的なデザイン、情報の言葉の選び方など、ウェブサイトは実に様々な要素がバランスよく折り重なって構成されています。一つの要素だけが際立ってもだめだし、欠けていても良いものにはなりません。そこをバランス良くユーザー視点に立っていかに考えられるかがウェブディレクターの重要なミッションですね。榎本さんは技術に加え、自身のライフワークである「芸術」という視点も併せ持ったプレイヤーだと感じます。
―最後に、榎本さんにコルシスについての印象や榎本さんのミッションを聞いてみました!
K: 榎本さんから見てぶっちゃけコルシスってどんな会社ですか!?
E: 総評してとてもいい会社だと思う!コルシスって当初はフリーランスの集まりみたいな会社だったんです、いい意味で信頼しあって自由というか。小さい仕事などもこなしながら、関わってきた会社さんとの良い関係もあって急成長することができています。このまま大きく突き進んで欲しいと思っています。
K: 榎本さんのコルシスでのミッションってなんでしょう?
E:僕のミッションは、このいい雰囲気のコルシスの“自由さ“を守り抜くことです!
新しい人がどんどん入ってくると、古参メンバーはなんとなく「偉い人」みたいになってしまう。そうすると距離感とか出てきてしまうと言いたいことを言えない空気が生まれてしまいます。僕だけはバンバン言いたいことをぶっ込んで、風通しの良さを守っていきます(笑)
嫌なことや間違ってること、自分でちゃんと意見を言わないと良い環境って手に入れられないと思います。言ったらちゃんと聞いてくれる環境がコルシスにはありますので!
実に頼もしい〜。成長して変わってしまう企業ではなく、成長しても“良さ”や、“らしさ“はいつまでも失いたくないですもんね。これからも頼りにしています!榎本さん、お忙しい中ありがとうございました!
コルシスでは榎本さんのように異職種からの転職の方も活躍しています。メンバーの個性や多様なスキルを活かし、これからも会社としてレベルアップしていきたいと思っています。
ただいま中途採用の募集も行っております!
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