株式会社日本経済新聞社 マーケティングポータル サイトリニューアル・CMS刷新
株式会社日本経済新聞社様(以下日経様)が運営する広告営業支援サイト「マーケティングポータルサイト」のリニューアルを担当しました。
競合比較やヒューリスティック分析を基に情報構造を見直し、ユーザー視点に基づいたナビゲーションと主要ページへと再設計し、サイト内の回遊性やコンテンツ間の連携を強することで日経ブランドメディアとしての魅力を一層高めたサイトへと刷新しました。
またスピーディーな改修作業を行うために3〜4ヶ月のスパンでフェーズを区切り、段階的で短期間でのリニューアルも実現いたしました。
- URL
-
https://marketing.nikkei.com/
- Client
- 株式会社日本経済新聞社
- Scope
- プロジェクトマネジメント / UI/UX設計 / デザイン / フロントエンド開発 / CMS開発 / インフラ構築
- Date
- 2024/04
広告事業のステークホルダーに向け、日経ブランドの強みを訴求するサイトへ
リニューアル前のサイトでは、広告、ソリューション、事例、コラムといった各カテゴリが独立した構造となっており、それぞれのコンテンツ自体は魅力的である一方で、カテゴリ間を横断する導線が不足していました。また、媒体資料もPDF形式で提供されていたため、閲覧性や利便性にも課題を抱えていました。
リニューアルでは、ターゲットユーザーを明確化するとともに、マーケティングポータルの方向性を再定義。その上で、コンテンツを整理・統合し、ユーザーが必要な情報へ迅速にアクセスできる導線を構築しました。これにより、異なるコンテンツ間での相互送客が可能となり、サイト全体の利便性が向上しました。
さらに、広告媒体の特徴や日経ブランドの強みを簡潔にまとめた情報ページを新設することで、日経グループ全体の総合提案力を効果的にアピールができるウェブサイトを目指しました。
UI/UX設計・デザインのポイント
UI/UX設計については、策定したターゲットユーザーや方針にそって、再設計を行いました。グローバルナビゲーションやローカルナビゲーションについてもユーザーが効率よくコンテンツを回遊できるように作り直すことで、より探しやすく使いやすい形に刷新しました。
デザイン面では、既存のブランドのイメージを踏襲しながら、日経メディアとしての強みを訴求できるデザインになるように配慮しました。またデザインシステムを取り入れることでサイト全体の統一感を図れるようになっております。
CMS実装のポイント
運営側の効率化と訪問者の利便性向上を重点に、CMSの設計も刷新しました。ブロックエディタを活用し、ページの新規作成や編集が直感的に行える仕組みを構築。また、ユーザーが関連情報へシームレスにアクセスできるよう、コラムや事例などのコンテンツ間の連携も可能に。日々の管理の負担を軽減しながら、コンテンツの拡充・拡張がしやすいシステムへと改善しました。
インフラ改修のポイント
インフラ面では、Amazon Web Services(AWS)を利用して、セキュリティとメンテナンス性を向上させるために再設計・再構築を行いました。新たに「Movable Type SmartSync Pack」を導入し、セキュリティの高いサーバー配信を実現しました。さらに、CloudFrontやAuroraなどのAWSサービスを活用し、安定した運用環境の提供と将来的な拡張性を確保するなど、AWSのパフォーマンスを最大限に引き出しました。