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コルシス社員研修2018レポート(2日目)

武村 寛明 社員研修

こんにちは、昨年の9月にフロントエンドエンジニア(見習い)として、そっと入社を果たした武村です。私個人では昨年10月にバンコク→ベトナムと、行ってまいりました。
今回訪問した中国との気温差はおよそ30度です...!

さて、中国研修2日目の内容です。
この日は今回の研修でも一つの目玉となる阿里巴巴集団(アリババグループ)を訪問していきます。

まずは杭州にあるアリババへ移動

車と新幹線を乗り継ぎ、杭州へと向かいます。
移動距離は片道およそ200km近くにもなりました。

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公共の交通機関での移動は基本的に日本と変わりはありませんが、駅のホームへ入る時などには簡単な手荷物検査があります。(バンコクでもそうでしたが、海外では電車に乗る際に検査が行われることがあります)

新幹線の駅、遠近感狂うほど新幹線の駅がとにかく広い

面白ポイント、駅のトイレに利用中の表示が

当日は気温も10度に満たず、日本で出発前の数日間が暖かかったせいか、「荷物を増やしたくないし秋服で行ったろ!」が見事に悪手となりました。

腹が減ってはなんとやら編

杭州の駅から更に車に揺られフーマーへ。
「フーマー」とは、アリババが展開する「オンラインから利用ができる、ロボットレストラン併設のスーパーマーケット」です。以下のような特徴があります。

  • 商品の購入や料理の注文はアプリから行う
  • 自社のビッグデータを活用し、最適化された配達ルートでの商品配達のオプション
  • レストランでの注文もアプリから、商品や料理はロボットが運んだりする
  • 物流技術のノウハウとネットワーク技術の活用...etc

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実店舗のあるオンラインショップのようなイメージでしょうか。
個人的には「お店に行かなくてもスーパーでちょっとした買い物ができる」というのは利点だと思いました。(この時期、炬燵から出たくない民)

海鮮物などもあり、実店舗では値札を読み取ると様々な情報を見ることができます

まずは一息、フーマーでの食事です。
レストランでは席をとるのも料理を注文するのもアプリから行います。お店の人が注文を取りに来るのを待たなくても良いというのも大きな利点になるでしょう。

が、しかし

蘇る「お金をPayできない問題」。
杭州での電子マネーは「Alipay」というアプリを利用する予定だったのですが、中国国内の口座必要らしく支払いとしての利用ができず...

ぐにゃあっ...



ここでは今回ガイドをしてくださったAlibaba Cloudの社員の方へ現金と引き換えにお願いして無事食事をとることができました。(急なお願いにも関わらず親切なご対応、感謝の言葉しかありません)

ようやく食事の準備へ

アリババ到着

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堂々お出迎えのタオバオくん

広い敷地内を抜け、9号館の建物へ行きます。
ここでは「アリババとはなんぞや」のお話を聞きました。

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アリババについて研修前は「クラウドサービス屋さん」といった、かなりふわっとした認識しかなかったのですが、上記のフーマーや後述のET City Brainなど、お話を聞いた後には「実際に未来を作ってるんだな」といった更にふわっとした認識に至りました。
...ここでは詳しくお伝えしきれず、アリババについてはこちらの記事もおすすめです。

ET City Brainのお話

食事も終え、アリババの知識も詰め込んだ一行は次の講習へ。
会議室の利用までには少しばかり時間があり、暖かい紅茶でホッと一息。

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さて会議室も空きいよいよET City Brainのお話へ。
このシステムはアリババが提供するサービスの一つで、ビッグデータを解析しリアルタイムの都市データへと形成しそれを活用して「都市のスマートシティ化」を進める計画です。

この日のお話は主に都市部における交通問題に関するアプローチに注視した内容でした。
杭州市内に設置された多数の監視カメラから集められたデータを利用し、画像認識技術から人工知能によるディープラーニングを利用し、人による管理を必要としないエコシステムを形成します。(ンンンッ、コムズカシイッ...)

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インターフェースは暗い背景に映し出される3D空間、と映画「トロン」などで出てくるサイバー空間を彷彿とさせるものです。
以前、NICTが展開したDAEDALUS(現在では商用化され「SiteVisor」に)などもそうですが、こうしたサイバー空間での情報の可視化表現は純粋に格好良いと思えるものですよね。

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「ビッグデータ」という言葉を耳にすることは多くなったけれど、実際にをれをどう活用しているかを目の当たりにして、「世の中進んでいるところでは進んでいるんだな」と...
いや実際、自分たちが気がついていないだけで身近では様々なシーンで利用されているんだなと再認識。

お土産屋で入手したタオバオくんフィギアは弊社オフィスにて密かに設置されました

上海への帰還

帰りも車と新幹線を乗り継ぎます。
先ほどのET City Brainのお話を伺ってから、車での移動中に街中を見ると確かにカメラでパシャパシャと撮っているなと。

ここからは上海への帰路です。

が、しかし

ここでも幾多もの試練が。
何度でも蘇るさ「お金をPayできない問題」。

  • まずは凍てつく中タクシーが捕まらないことから始まり(現地のスタッフさんに呼んでもらうことに)
  • タクシーの代金を現金で払えるか問題が浮上し(最終的に現金支払いはOKでした)
  • 数チームで別れたタクシーは杭州の新幹線の駅のバラバラの地点へ
  • 駅構内が広すぎることにより全員が落ち合う頃には既に夕暮れに
  • 16人分のチケットを購入しようとしたその瞬間、後ろに並んでいる人々に詰め寄られる我らが代表(後ろの人はパスポートの枚数を見て驚いた模様)
  • 夕飯は急遽近場のお店へ、暖かいものにありつける安堵から飛び交うチンタオ(ビール)コール、上がるテンション
  • その後の新幹線を待つホームでの寒さはこの日のピークに、呼び覚まされる眠気

支払いの手段とともに交通手段のリサーチはしっかりとしておかないとな、という反省とともにとても思い出深い旅となりました。

まとめ

2日目は上海から杭州への大移動とともに、ネットワーク技術を実生活へフィードバックするといった、「発展した中国の都市部」を大いに感じました。
それにしても大人になってからの社会科見学ってなんでこんなにワクワクするのでしょうね。

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それでは2日目はここまで、3日目は自由行動となり上海の観光スポットからお届けしますので、是非ともお楽しみに。(バトン)

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